2018/05/30

デッドプール2

この世はアメコミヒーロー映画が乱立する戦国時代。その中でもひときわ異色の香りを放つ珍ヒーロー『デッドプール』がついにスクリーンに帰ってきました。

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続編には、むやみやたらとスケールだけを広げようと空回りしてしまうパターンと、むしろ『ターミネーター2』みたいに大化けしてしまうパターンとがありますが、本作に関して言えば完全に後者でしょう。いやあ、本当に面白い仕上がりでした。相変わらず過激だけれど、すべてを捧げ尽くすライアン・レイノルズのサービス精神と、どこまでもアイディアを詰め込むデヴィッド・リーチの演出が相まって、素晴らしい笑いとアクションのケミストリーが生まれていた。ちょっと感動を覚えるほど。

そんな『デッドプール2』のレビューを映画.comに書きました。この映画が気になっている方は是非チェックしてみてくださいませ。

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2018/05/29

ビューティフル・デイ

映画.comの「ビューティフル・デイ」特集ページに寄稿させていただきました。

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怪優ホアキン・フェニックスと、リン・ラムジー監督がタッグを組んだこの強烈な作品は、観る者を惑わせ、狂わせ、そして虜にする傑作。是非ともスクリーンに挑みかかるような覚悟で、本作と心ゆくまで格闘していただきたいです。

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2018/04/14

女は二度決断する

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ドイツの名匠ファティ・アキンの作品を初めて観たのはイギリスのとある映画館だった。何とは無しに『Head-on』(邦題は『愛より強く』)チケットを買い求めたところ、これが脳天から頭をカチ割られたみたいな衝撃作。終映後、居合わせた2、3人の観客同士で、すごかったね、衝撃的だったね、などと言いながら興奮が収まるのを待ったものだった。ミニマルでパンキッシュなストーリーは今なお私の脳天を記憶の内部から刺激してやまない。あんな劇場体験は今後もう二度と得られないだろう。

あれから13年が経ち、アキンの作風は、随分と骨太さ、重厚さを増したように思う。そして今回の『女は二度決断する』ほど「死」や「憎悪」といった深刻なテーマに真正面からぶつかっていったのは初めてじゃなかったか。悲劇は仲睦まじい家族に突如として襲いかかってきた。爆弾テロによって夫と息子を喪ったヒロインは、絶望のどん底でのたうちまわる日々を過ごしながら、やがて法廷で容疑者と対面することとなる。

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心と体と

*以下、『心と体と』のレビューです。読む人によってはネタバレと受け止める箇所があるかもしれません。各自の判断でお読みください。

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不思議な、とても不思議な映画を見た。ハンガリーから届いた作品だそうだ。かつて『私の20世紀』というとてつもなく惹かれるタイトルの、しかもパッケージがとてつもなく魅力的な映画DVDがリリースされていて、喉から手が出るほどほしかったが価格が高くて断念したことがあった。その監督による18年ぶりの新作とのこと。物語は幻想的なオープニングから幕を開ける。自然の中、雄鹿と雌鹿が、つぶらな瞳で互いを見合っている。ただそれだけなのだが、そこから鹿たちが陽光を見つめ、同じ陽光を人間たちが見つめるカットに切り替わる。観客としては幻想からいきなり現実へと連れ戻された形だが、このカットが見事。この導入部だけを見てもイルディゴー・エニェディが伝説の監督と呼ばれることに諸手を挙げて賛成を表明したい。

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2018/03/26

ビガイルド

ソフィア・コッポラの久々の新作『ビガイルド』についてCINEMOREに二本の記事を執筆しました。

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一本目は「画面アスペクト比1.66:1がもたらす心理模様」、そしてもう一本は「ソフィア・コッポラに着想を与えたイーストウッド主演映画とは?」。これまでのソフィア作品とはややイメージが異なったスリラーながら、その世界感の織りなし方はさすがです。ぜひ映画とあわせてお読み頂けますと幸いです。

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2017/11/17

アトミック・ブロンド

シャーリーズ・セロンの快進撃は止まらない。かつてバレエダンサーとして研鑽を積んだ身体性が、『マッドマックス』に続いて凄まじいアクションを繰り出す痛快作『アトミック・ブロンド』について書いています。一本目は「シャーリーズ・セロンが邁進する妥協なきフューリー・ロード」。二本目は「80年代ヒットナンバーが彩る、ベルリンの壁崩壊へのカウントダウン」。ぜひご覧くださいませ!

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ゲット・アウト

現在公開中のホラー、スリラー、いやコメディ?とジャンルの境界線を溶解していく怪作『ゲット・アウト』。CINEMORE(シネモア)にて本作に関する記事を二本、執筆しております。一本目は「米コメディ界の異端児はいかにしてネタバレNGの最恐ホラーを作り上げたか?。二本目は「ホラー仕掛け人、ジェイソン・ブラムの”低予算の映画術”とは?」。2017年も様々なタイプの映画が公開されましたが、本作もこの時代だからこそ生まれ出でた、奇妙で、珍妙で、愛すべき必見作と言えそうです。

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2017/05/23

LOGAN ローガン

映画.comにて、6月1日より日本公開される『LOGAN ローガン』のレビューを書きました。X-MENシリーズでおなじみのウルヴァリンこと”ローガン”3部作の最終章。この役を17年間にわたり勤め上げたヒュー・ジャックマンの最後の登板作となっています(今後もしウルヴァリンが登場するとしたら、それは他の役者によってでしょう)。

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序盤からもう、これまでになかった作品の凶暴性に驚きました。もはや子供から大人まで楽しめるヒーロー映画とはワケが違う。すべての枠組みを取っ払って「荒廃した未来、かつて不死身だった男の、最後の旅路」という単独の映画としても全然成立しうるクオリティ。作り手の覚悟と突き抜け方に圧倒されっぱなしの140分でした。

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2017/05/14

クォーリーと呼ばれた男

5月15日よりスター・チャンネルにて独占日本放送が始まる海外ドラマ「クォーリーと呼ばれた男」についてレビューしています。

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1972年のミシシッピを舞台にしたこのドラマ(全8話)。かなりガツンとくる内容で、アクションもドラマもサスペンスも超ドライ。ベトナム帰りの元兵士が謎の男に誘われて「殺し」の世界に足を踏み入れるのですが・・・・・・全編にわたり不気味な緊張感が漂い、中盤から後半にかけて極度に振り切れたみたいにハードなアクションが挟み込まれるので、もう全くもって気が抜けない。それでいて撮り方がとても巧みでちょっとしたシーンでもアングルやカメラワーク、長回しに、作り手の本気度を突きつけられっぱなしの作品でした。

決して派手ではなくセリフや状況説明も少なめなのですが、点ではなく線としてずーーっと惹きつけられ見入ってしまう。そんな硬派な作り。これまでにあまりない、極めて特殊なスイッチを押されるドラマです。

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2017/04/16

Trainspotting

エディンバラを訪れた際、『トレインスポッティング』のロケーションとして聖地化したこの場所に足を運んでみました。

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20年前、この通りを激走していた彼らに思いを馳せつつ。

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