2020/09/17

『ディープ・インパクト』

あなたは『アルマゲドン』派ですか?それとも『ディープ・インパクト』派ですか?私はというと、1998年の公開時からずっと『ディープ・インパクト』派。SFスペクタクルのはずが、涙無くしては見れない人間ドラマと化している点も含めて大好きな映画です。そんな本作についてCINEMOREに書かせていただきました。ご興味ある方は是非ご覧くださいませ。

 

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2020/07/16

短評『おばけ』

短評に『おばけ』を追加しました。ぴあフィルム・フェスティバルでグランプリを受賞した傑作。ああ、こんな映画と出会えた・・・という喜びが胸いっぱいに広がります。人生のどこかで、機会あらば是非触れていただきたい一作。

ちなみに2020年2月に行われた上映会で鑑賞した際の感想はこちら

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2020/07/13

原一男監督による珠玉のドキュメンタリーたち

定額制映画配信サービス「シネマディスカバリーズ」原一男監督の『極私的エロス・恋歌1974』のレビューを書かせて頂きました。

原監督といえば言わずと知れたドキュメンタリーの巨匠。とりわけ昭和の時代に生み出された怪作『ゆきゆきて、神軍』や『全身小説家』はあまりに有名です。僕がこの監督のことを知ったのは学生時代。近所のレンタルビデオ店の棚に『ゆきゆきて』が並んでいるのに気付き、パッケージを裏返して解説を読むと、とにかくすごい衝撃作であることが書かれてある。うーん、見たい!でも、正直言って勇気がない!映画館での集団的体験とは違って、自宅内でのレンタル視聴は一対一でその世界観を受け止めなければならないので、果たしてそれに耐えられるかな、と。そんな揺れ動く感情の狭間で、結局、いったんは借りかけたビデオテープをそのまま棚に戻してしまったのを、その感触を、未だに覚えています。

あれから20数年を経て、やはりサボってきた宿題はいつかツケが回ってくるといいますか、まさか数ヶ月間のうちにこれほど原監督の作品とガッツリと向き合う機会が巡ってこようとは。一つはこのコロナ禍の影響もあるかと思います。ずっと見続けているヒッチコックや、先日初めて観た『ピンク・フラミンゴ』もそうなんですが、この機会にやり残してきたものにガツンと触れておかなければ、次の一周はないな、と考えるわけです。自分の年齢から言っても、もう宿題は残せない。

今回はネットの動画配信サービスに寄せてのレビュー執筆ですから、おのずと学生時代のレンタル屋で最初に原作品を手にした時の「感触」が全く異なる形で蘇ってくるのを感じました。「ゆきゆきて」がネットで見られるなんて、時代はずいぶん変わったな、と。で、映画そのものも面白さは、時代が昭和から平成、令和と移り変わっても一向に色あせてないんですよね。そこがすごい。むしろ時代の経過とともに、そこへ加わる裏話や後日談なども加わって、何度も見ることでどんどん味わいが増していっている。あと、すっかり忘れかけていた昭和の匂いや風景が強烈に思い出されて、例えば「ゆきゆきて」のとあるワンシーンにファンタオレンジの細長い250ml缶が映し出されるんですが、これが懐かしくて「わっ!」と声を上げてしまうほどでした。

Orange

おっと、私が書かせていただいたのは、あくまで「極私的エロス・恋歌1974」だったのでした。こちらも極めて刺激的で面白い作品でした。そんなわけで有料会員向けではございますが、是非作品のご鑑賞に併せてレビューもご覧いただけると嬉しいです。

ちなみに、シネマディスカバリーズでは先週末、原一男監督によるライブコメンタリー配信(本編を流しつつ、原監督が生で解説を加えていく)や、その他シネマスコーレの坪井さんと映画監督の城定さんのアフタートーク付き上映などの数々の企画が展開されていて、個人的に学ぶことが非常に多かったです。おそらくサイトにとっては初めての試みだったかと思いますが、これを試金石としてずっと続けていってほしい。単なるコンテンツの提供にとどまることなく、これを体験にまで引き上げる試行錯誤はこの先もっともっと重要になってくるはず。今後、毎週末、怒涛のタイムテーブルで濃密な企画が開催されているような状況が出来上がってくれば面白いだろうなと、これまた一人のユーザーとして密かに期待しています。

 

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2020/07/01

真利子哲也監督インタビュー

定額制の映画配信サイト「シネマディスカバリーズ」にて真利子哲也監督のインタビュー記事が公開されました。Vol.1からVol.3まで実に1万字を超えるボリュームになっていますが、Vol.1は今のところ会員登録などせずにどなたでもご覧いただけるようです。

私が監督のことを知ったのは真利子さんの藝大大学院の修了作『イエローキッド』が劇場公開される頃のこと。すごい才能がいると耳にしてマスコミ試写で拝見し、その面白さと激しさにぶったまげたのを今も生々しく覚えています。試写会が終わって監督らしき方がいらっしゃるのを見て一瞬勇気を振り絞って声をおかけしてみようかと思いましたが、引っ込み思案な性格が発動してしまい、足を踏み出すことができませんでした。あれから11年。まさかこのような形でお目にかかることが叶うとは。1時間半もの間、実に刺激的で興味深いお話の数々をお聞きすることができて、本当に光栄でした。心より感謝しております。

ただいま「シネマディスカバリーズ」では真利子哲也監督のレアな作品5本を配信中です。ヒリヒリするほどの魂のぶつかり合いが刻まれた長編作『ディストラクション・ベイビーズ』や『宮本から君へ』などに比べると、これらの配信作5本は全くタイプが異なるように思えるのですが、しかし紛れもなく同じ監督の手によってこの世界に生み落とされた作品たち。一本一本がとにかく面白いんです。とくに個人的にはセルフドキュメンタリー作『車のない生活』と『アブコヤワ』の突き抜けた語り口に度肝を抜かれました。加えて、監督ご本人による作品コメントやインタビュー内での言葉を通じて、より様々な視点から真利子哲也ワールドをご堪能頂けるのではないかと思います。是非この機会にご覧ください!

 

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2020/06/06

ピンク・フラミンゴ

身の回りの衛生管理をしっかりやらなきゃならない時期に、ついにこの映画を見てしまったことを告白いたします。人生初です。それで、案の定、想像を超えたとんでもない映画でしたので、これは書き留めておかなければとこちらの記事を執筆しました。どえらいお下劣映画ですが、勇気のある方のみお読みいただけると幸いでございます。

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2020/05/28

『ワイルド・ローズ』

とても気持ちのいい映画に出会った。音楽の聖地ナッシュビルを夢見るカントリー歌手の物語————そう書けばアメリカンドリームを掴みとろうとする米映画お決まりのパターンかと思われるかもしれない。しかし、そもそもこれは英国映画だし、舞台はスコットランドのグラスゴー。さらに主人公の女性歌手は今ようやく刑務所を出たばかりで、二人の子持ちのシングルマザー。才能は確かにある。誰が聞いたってそのパワフルでハートフルなパフォーマンスと歌声は絶品だ。しかし現実を見つめるとそんな悠長なことも言ってられない。毎日の生活があるし、守るべき家族もいる。そんな中、思いがけないチャンスに見舞われた彼女は、夢と現実に引き裂かれながら人生の岐路に立つことに・・・。

本作が素晴らしいのは、夢を追いかけることも、現実を見つめることも、どちらも決して否定しないところだ。その両方を抱きしめようとする主人公の姿はクライマックスに向けて人間的な深みを増していく。「それが運命ならば、どの道を歩もうともいずれ叶う」。幾度か繰り返されるこの言葉が、その都度、違う響きをもって胸に迫ってくる。

主演のジェシー・バックリーの素晴らしさもさることながら、本作を支える影の功労者は母親役の名優ジュリー・ウォルターズかもしれない。彼女は『リトル・ダンサー』でビリー少年を導くバレエ教師役で一躍脚光を浴びた人である。思えば『リトル・ダンサー』もバレエの才能が開花するとは思いもしない炭鉱町を舞台に、少年が意志を貫き、夢を掴みとろうとする映画だった。さて『ワイルド・ローズ』はどんな運命を運んでくるのか。いずれにしても本作に触れた人は、まるで雷に打たれたみたいに感化され、主人公ローズの歌をもっともっと聴きたくてたまらなくなるはずだ。

ワイルド・ローズ公式サイト

 

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2020/04/08

『シザーハンズ』(1990)

新作の劇場公開が軒並み延期されてしまったこともあり、私は過去の名作を鑑賞して紐解く機会が多くなっています。ただ、ずっと座っていると健康にも悪いので、最近は昼間はできるだけ「立ちながら」鑑賞することに努めています。これでいくらか運動不足が解消できるといいのですが。

そんな中、私が中学生の頃に鑑賞した『シザーハンズ』について執筆させていただきました。何かと心が落ち着かない日々ではありますが、もしも読んでやってもいいぜ、という方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧いただけると嬉しいです。世界中で愛され続けている名作なので、何を書いても今更感が強いことはわかっているのですが、今回は随分久しぶりに再見した際にふと気がついた、衣装の色彩と感情とのリンクについて論じています。

ずっとネットやテレビにばかり張り付いていると、どうしても心が疲れてしまいますよね。実は私もそうでして・・・この『シザーハンズ』にちょっとばかし救われました。時に名作は心をふっと軽くしてくれることがあるようです。

 

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2020/03/26

「チャンプ」(79)

1979年の映画『チャンプ』について書かせていただきました

この映画との出会いはちょっと衝撃的でした。僕は最初、DVDジャケットにもなっているようなボクシングの映画かと思って見始めたものの、肝心のボクシングがなかなか始まらない。むしろ競走馬がわんさか出てくる。涙無くしては見れない親子ドラマもある。そしてようやくリング上でゴングが鳴るのはラスト20分になってから。これが散々待たせただけあって壮絶でした。当時、ファイトシーンの振り付けを担当したジミー・ガンビノが「これまででベストのファイトシーンに仕上がった」と満足げに語ったとも伝えられていますが、当時人気だった『ロッキー』シリーズにも迫るほどの迫力と執念で圧倒されます。そしてそこから始まる号泣の嵐。本作はこれらのくだりでとにかく「泣かせる」ことでも有名な作品です。

 

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2020/03/24

『フェアウェル』

ゴールデングローブ賞で主演女優賞を獲得した傑作『フェアウェル』についてレビューを書かせていただいております。ご興味ある方はご覧いただければ嬉しいです。

この映画に出会えて本当に良かったと、素直にそう思える一作。優しく、柔らかな気持ちになれて、心の中に栄養がスーッといきわたっていく・・・そう書くとなんだか胃薬の宣伝みたいですが・・・自分の本心は刻一刻とアップデートされる世界ニュースよりも、むしろこのような心の栄養を求めていたんだな、と改めて感じました。

Farewell

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2020/03/23

『恐竜が教えてくれたこと』

児童文学が原作とはいえ、この映画は決して侮れない。

むしろ子ども時代を経由していつの間にか大人になってしまった私たちの方こそ、本作の展開に感じ入ってしまう部分が多いのではないか。

 

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