2008/05/31

『シューテム・アップ』

 クライヴ・オーウェンとポール・ジアマッティが正面対決する『シューテム・アップ』は、86分という短さながらあきれるくらいのアイディアが詰まったスナック感覚のアクション・ムービーだ。

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2008/05/27

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』

いよいよ6月21日より全国公開となる『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』!

26日に開催された完成披露試写直後の正直な感想をアップしました。約20年ぶりの復活祭なだけに、その感動をニュートラルに味わいたいという方もいらっしゃると思いますので、取り扱いに充分注意してご覧ください!

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2008/05/24

『アフタースクール』

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、本日の執筆者は「ひまわり親方」さん、お題は『アフタースクール』です。

ダマしダマされというより、“フェイク”だらけのトランプゲーム

思い出すなあ、中学校時代。女の子に体育館の裏側へ呼び出されたと思ったら、突如数人の上級生にボコボコにされたあの夏…(映画とは関係なし)。そんな輝ける青春時代が卒業後もずっと続いているのがこの「?」に満ちた映画の主人公たちだ。のっけからワナに継ぐワナが張り巡らされ、なかなか手の内を明かさない。「あれ、俺だけ取り残されてる…?」なんて不安に駆られたあなた、どうかご安心を。本作はクライマックスの究極の一点において持ち札ぜんぶが丸ごと綺麗にひっくり返る。まるで『S●●●G』を彷彿とさせるウェルメイドな仕掛けに消化不良や食べ残しはいっさい無し。ただその分、スッキリしすぎて何かグッとくる手ごたえに欠ける…なんて言うのは欲張り過ぎか。

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アフタースクール
監督:内田けんじ
出演:大泉洋、佐々木蔵之助、堺雅人、
常盤貴子、田畑智子
(2008年/日本)クロックワークス
5月24日よりシネクイント他にて全国ロードショー

ひ「謎解きモノってわけじゃないんだよね」

牛「ひっくり返ること前提でストーリーがあるっていうか・・・」

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2008/05/23

What would Jesus buy?

 朝日ニュースターに「デモクラシー・ナウ」という番組がある。

 この中で“WHAT WOULD JESUS BUY?(主は何を買いたもう?)”という映画を紹介していた。

 ためしに公式HPを覗いてみると、ちょっとなに?『ジーザス・クライスト・スーパースター』のミュージカル版?などと勘違いしてしまいそうだが、実はこれ、『スーパーサイズ・ミー』のモーガン・スパーロックがプロデューサーを務めたドキュメンタリー映画なのだ。これまた衝撃的なほど笑えて、かつ刺激的な内容のようで、今から日本での公開が待ち焦がれてならない。

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2008/05/22

ナルニア国物語 第2章

 「ナルニア国」シリーズを観ていると『ドラえもん/のび太の宇宙開拓士』の記憶が鮮明に蘇ってくる。のび太の部屋の畳を剥がすとそこが別の星だった…というこの映画の展開はちょうど「ナルニア国」の衣装だんすを彷彿とさせるものがある。

 「あの畳の向こうが、宇宙のずーっとずーっと遠くの星に繋がっていたなんて…」

 大冒険を終え、もう二度と繋がらなくなった畳の裏側に想いを馳せながら、のび太はそうつぶやく。それはもう二度と戻ってこない少年の日々を回想するかのようにでもあり、まだ幼かった僕はどんな大冒険映画にも増してこのセリフに心を抉られたものだった。

 残念ながら、前作『ライオンと魔女』における「衣装だんす」という特殊装置に比べて『ナルニア国物語 第2章/カスピアン王子の角笛』の移動方法はそれほど心躍らされるものではない。

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2008/05/20

『Mr.ブルックス』

 突然ですが、あなたにとってケビン・コスナーとはどういう存在ですか。え?そんな株とっくに暴落した?まあ、確かに…。

 『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』はひとつの実験である。80年、90年代の長きに渡り「映画の中の英雄」を体現し続けてきたこのベテラン俳優がよりにもよって「連続殺人犯」の役を与えられるとき、ふと立ち止まり、自分の生きる「いま」を考えてみたい。恐らく俳優ケビン・コスナーのキャリアに起こった変動と同じような現象が、この時代にも深く刻まれているはずなのである。ケビン・コスナーとは単なる落ち目の俳優ではなく、そういう見方をすることが許された数少ないカリスマと言えよう。

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2008/05/16

『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』です。

このコメディを腹の底から笑える時代はやってくるのだろうか?

80年代の冷戦期、女好きのお気楽議員チャーリーが、たまたまTVでソ連のアフガニスタン侵攻のニュースを目撃。その荒廃した街並み、子供たちの表情に衝撃を受け、議会やCIAを通じてあの手この手でアフガン兵の支援に動き出す!…というハリウッドならではの豪華キャストによる王道コメディ。トムとCIAエージェント(!)役のシーモア・ホフマンの掛け合いなんて抜群に面白いが、でも笑ってばかりはいられない。だって彼らの大作戦が何の因果か20年後の現代に耐え難い痛みとして跳ね返ってきたのだから。正直、いまは過去の“点”を祝福するより“線”として見つめ、歴史のジレンマと果敢に対決しようとする映画の方がよっぽど見たい。

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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
監督:マイク・ニコルズ
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン
(2007年/アメリカ)東宝東和
5月17日より全国ロードショー

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2008/05/14

ボンド新作の邦題決定!

007最新作の邦題決定のお知らせが入ってきました。
そのタイトルは『007/慰めの報酬』(原題は“Quantum of Solace”)。

前作のラストで命を落としたヴェスパーを影で操っていた男、Mr.ホワイト。
彼の正体を追及していくうちに、ボンドはある悪の組織の陰謀を知る。
舞台はパナマ、チリ、バハマ、イタリア、オーストリア、イギリスと
世界中を破格のアクションで席巻しながらの大横断。
そしてボンドの内面では、自らに課せられたスパイとしての任務と
復讐心との狭間でとめどない葛藤が渦巻いていく・・・。

日本での公開は2009年お正月第二弾だそうです。

『007/慰めの報酬』の原作は、イアン・フレミングによる短編集「薔薇と拳銃」の中に収録されています。ちなみに007シリーズ小説って、イアン・フレミングが死去したあとも、イアン・フレミング財団によって公認を受けた作家によって新作が発表され続けているらしい。なるほど、映画の原作が尽きないのはこのためなのか。

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2008/05/09

『ランボー 最後の戦場』

 アジアの田園風景。水田をかき分け、兵士がおもむろに何かをばら撒いている。その一個が着水した瞬間に凄まじい水しぶきを上げる。手榴弾だ!岸には銃を突きつけられた幾多の村人たち。将軍の合図で地獄のダッシュが始まる。彼らは水田を突き進み手榴弾に触れずに対岸まで辿り着かねばならない。前方には手榴弾、背後には兵士。彼らは全力で走り出す…ひとりが弾を踏む。瞬時に人間が真っ赤な水風船と化して弾け飛ぶ。行くも地獄、留まるも地獄。ゲーム感覚で繰り広げられる虐殺風景。立ち止まって動けなくなる村人たち。背後から一斉射撃が降り注ぐ。結局彼らには死ぬ運命しか残されていなかった…。

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2008/05/07

『ハンティング・パーティ』

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『ハンティング・パーティ』です。

怒らせるといちばん怖いのは、実はこいつらかもしれない

手にマイク、肩にカメラ。背には大きく「TV」の文字。世界の激戦地を飛び回り、彼らは命がけでレポートをモノにする…かつてそんな武勇伝を鳴らせた報道コンビがボスニアで再会。湧き上がるアドレナリンを抑えきれず、彼らは鉄壁の守りに囲まれた戦争犯罪人を追いかける旅に出る。『MASH』『フルメタル・ジャケット』のブラックな遺伝子に、『スリー・キングス』的な軽妙さも加味。次第に見えてくる戦争のリアリティ。立ちはだかる世界の不条理。そのジレンマに非武装で立ち向かっていく彼らの底力は物語としてなかなか斬新…と思ってたら、なんとこれらはほぼ実話なのだという。うーん、やっぱりカメラは史上最強の武器なんだな。

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ハンティング・パーティ
監督:リチャード・シェパード
出演:リチャード・ギア、テレンス・ハワード、ジェシー・アイゼンバーグ
(2007年/アメリカ)エイベックス・エンタテインメント
5月10日より、シャンテシネ、新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー

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